消費者金融と系列銀行はなぜ手を組んでいるのか

消費者金融が銀行グループに入るケースが多くなっています。以前は、消費者金融と銀行はライバル関係でしたが、なぜ手を組むようになったのでしょうか。
まず、系列銀行側の理由として挙げられるのは、長く続く不況で企業への融資額が減り、その分、個人への融資を増やそうとしているというものです。そのため、銀行は個人向けのカードローンサービスを展開するようになりましたが、個人向けの融資はもともと消費者金融が強く、銀行のカードローンのシェアはなかなか多くなりません。そのため、消費者金融と争うのではなく、手を組むことで個人向け融資サービスを成長させようとしているわけです。
では、消費者金融側の理由としてはどういったものが挙げられるでしょうか。これは、過払い金の支払いが理由の多くを占めています。過払い金を債務者に返還しなければならなくなったことで、消費者金融の経営は一気に悪化しました。また、グレーゾーン金利が撤廃されたので、高い利率でお金を貸すことができなくなり、年収の三分の一までしか融資できないという総量規制の導入で、利息収入で儲けることが難しくなってきました。そのため、系列銀行と手を組んで経営の安定と立て直しを図っているのです。
つまり、消費者金融と系列銀行が協力し合っているのは、お互いに存在する問題点を解消するため、その方が都合がいいからということになります。系列銀行の名前を出すことで消費者金融には信頼度を上げられるというメリットもあるので、今後も相互協力の傾向が続く可能性は高いでしょう。
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